生き方のヒント

予防接種の義務化の復活?

皆さんは子供さんにインフルエンザ・ワクチンの予防接種をされる方ですか?
予防接種に関しては、いろいろと意見が分かれるでしょうね。今は義務化はされていません。今は「定期接種」また「法令接種」としてあります。これはあくまでも個人の判断によるもので、接種しないという選択をしていもいいことを意味します。だから接種しなくても罰則はありません。しかし、多くの人は予防接種は義務だと勘違いしています。国に問い合わせると「努力義務」と言われるそうです。昔は「義務」でした。小中学校での集団予防接種は1962年に始まったそうです。1976年には予防接種法が改正。三歳から十五歳まで、年に二回の接種が義務とされたそうです。しかし、残念ながら国が強制してもインフルエンザの流行にはまったく変化はなかったということを聞いています。それも驚くことに世界中でインフルエンザ・ワクチンを集団予防接種しているのは日本だけだったというのです。

1981年のあるシンポジウムで当時若手ウィルス研究者だった母里博士は「小中学校の予防接種と、学校閉鎖の関係を調べましたが、ワクチンに感染拡大を抑える効果はまったくありません」と言われました。そうなると何故、義務化されて予防接種する必要あるか疑問になります。それも予防接種が何も効果がないだけならまだしも、実はたくさんのワクチン被害を出していました。ようするにプラスの効果はまったくなくて、マイナスの効果だけがあると言うから恐ろしいことです。1992年から1994年にかけて、たくさんのワクチン被害の裁判に決着がつきました。なんと国は次々と敗訴していきます。司法が国による集団接種は重大過失であると裁定したのです。そこで国は1994年に集団接種を打ち切ります。ところが今、不思議なことが起こっています。実は、神奈川県において予防接種の義務化の動きがまた出てきているというのです。神奈川県は予防接種を積極的に推奨している自治体らしいです。推奨するのは自由です。しかし、前に裁判などで問題になったものを義務化してまた強制するのは納得いきません。

予防接種においてはいろいろな考え方があると思います。自分はワクチンは必要ないという考えから縁がある人には自分で調べて納得して受けるよう提案しています。世の中にワクチンは絶対に必要だと考える人がいるのも理解できます。そのような人は積極的に予防接種を受けられればいいとは思います。なんでもそうですが、その人たちが何を信じるかだけで、すべては自由でいいと思います。いろいろな賛否のある予防接種を強制するのはどうかと思います。 あくまでも個人の判断に任せるべきではないでしょうか?予防接種が本当に人の為にという考えから来ているのかは疑問に感じます。今回の神奈川県の義務化推進により、それがいつか全国的に広がるのではないかと心配でもあります。今からの時代、予防接種するか、しないかは個人個人の判断に委ねるべきではないかと思います。なんでも義務化、強制は考えさせられます。いずれにしても、今からは家族の健康を守るには、国任せ、人任せでは難しいとご理解ください。これが現実です。私たちはいろいろな情報を集めて、適切な判断ができるようにならなければなりません。

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