生き方のヒント

自分を愛する瞑想

皆さんは自分を愛していますか?本当は自分を愛するのはごく自然なことです。しかし、私たちは社会病にかかっています。社会の中で、自分自身を愛するのはよくないことだという考えを、小さい頃から教えられて育ってきたような気がします。
「自分より他人のことを考えなさい」「でしゃばるな」「自分の居場所をわきまえなさい」 など…といった自己愛を否定する数限りない教えに従って育てられてきました。
私たちが本当の幸福を得たいならば自分を愛することを学ばなければならないような気がします。それなのに…私たちは子供の頃から、自己愛はわがままやうぬぼれに近いものだと教えられてきました。残念ながら子供の頃からの考え方は、そう簡単に消えません。そして自分を愛せないということは自分を過小評価するようになってきます。自分は愛されるに値しないと信じるようになり、自己否定的な生き方になります。
また他人の目が気になるようになります。他人が自分をどう思うか?他人を気にする人生、窮屈な人生になります。他人は愛せても、なかなか自分を愛せといわれてもピンと気ませんし、自分を愛するというのはかなり難しいのかもしれません。

でも愛する相手が他人であれば、愛するという行為は難しくないのかもしれません。パートナーや子供、両親などは心から愛せます。またペットの犬や猫、自分の家の花壇、車、気に入ったスポーツ・チーム、朝日などには心は自然に開くことができます。私たちは万物と繋がっているので、それらの人や物を愛することは、自分自身を愛することでもあります。けれども、もっと直接的に自分自身への愛を感じられれば、自分の見方が変わり、周りの世界も新鮮な目で見られるようになるのかもしれません。
ここで昔聞いた『自分を愛する瞑想』を記します。

自分を愛する瞑想

1.静かな場所を見つけて楽な姿勢で座り軽く目を閉じます。
2.気を落ち着かせて、三度、ゆっくりと呼吸をします。
3.自分が純粋な愛を感じられる人物を思い浮かべます。(パートナや恋人、子供、両親など誰でもよい。またペットでもかまいません)
4.その人物や動物を目の前に想像して、心から愛を送ります。
5.しばらくそうやって愛する者や動物に愛を送り気持ちを込めます。
6.その愛がブーメランのように自分に戻ってくるところを想像します。
7.次に呼吸と一緒に自分の中に吸い込み、頭のてっぺんからつま先までを愛で満たします。光とエネルギーを十分に感じるイメージをするのもいいみたいです。
8.次に両手を合わせて、胸のところに持っていき、自分自身と宇宙に感謝します。
9.終了してもしばらくその愛の感覚にひたってください。

以上を一週間ぐらい続けると効果があるそうです。自分への効果や、他人との関係に何らかの変化が現れるかもしれませんから、一度試してみてください。

自分は価値のある人間です。自分は愛するに値する人間です。自信を持って生きていきましょう。
自分の価値を他人が自分をどう見るかで判断するのも愚かですし、外面的な業績によって決めるのも同じく愚かなことです。自分の価値を他人に証明してもらう必要はありません。自分を愛し自分が価値ある人間だと自覚してください。そうすれば、人生は素晴らしいものとなります。価値がない人間などいません。自分を心から愛しましょう。

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