生き方のヒント

仕事を見直す?

資本主義社会というのは資本家がまず資本を出して労働者が労働力を提供するという仕組みです。つまり「資本を出す人間が偉い」というかたちの社会です。ですから資本を出した人間が儲かり、富の分配が多い仕組みになっていますから、資本主義社会にいる人間は誰もが本来は資本を出す側を目指すようになっています。
ところが日本の教育は、労働者を育成するための教育となっていますので、資本家を目指しません。ほとんどの人が労働者を目指します。資本主義社会の従来の教育は「資本家のため」の教育でなければならないはずが、日本においては「労働者になる人」の教育になっています。確かに資本家にとっては優秀な労働者を作ることが一番自分達のためになることです。要は日本は、支配者にとって都合のいい教育をしているわけです。

米国ではエリート・サラリーマンよりも、どんな小さくても自分の店を出した人は尊敬されます。なぜかというと、自分で資本を出して起業しているからです。米国では本当の資本主義というものを教育で教えているからです。
それに比べて日本はどうでしょうか?都市銀行マンと、その銀行と取引している中小企業のオーナーの場合は、現実的に中小企業のオーナーのほうが裕福な生活をしているにもかかわらず、社会的には銀行マンが上に見られますし、ローンも通ります。自分も自営業者ですから、よくわかります。つまり日本では優秀な労働者をつくる教育をしているために、いい大学を出ていい会社に努めるのが最高の生き方だとしているからです。
でも冷静に考えると、そのような教育は一体誰のためかというと、労働者自身のためのものではなく、資本家のためであるということが理解できてきます。資本を出した人間が儲かり、富の分配が多い仕組みとなっていることがわかると、何かと都合が悪いことがあるのでしょうか?都合の悪い人たちがいるのでしょうか?
また日本社会においては、自分で起業することは非常に危険であるという教育をしています。経営者なんていうものは非常に不安定であって、サラリーマンは安定であると・・・・!ところが、労働者はどこで働いているかというと、実は起業家のもとで働いているわけです。必ず何らかの起業した人の会社で働いています。ということは、起業が不安定だとしたら、そこで働く人たちもやはり不安定だという理論になりますね。こう考えると、決して労働者が安全ということはありえません。中には「小さな会社は不安定だから、倒産しない大企業に入りなさい」という人もいますが、今は、皆さんもご承知の通り大企業でも潰れてしまう時代です。

仕事とは、あくまでも生活の手段であって、目的ではありません。でも自分たちが幸福を得るためのベースとなる「豊かな生活」を手に入れるには必要なものです。
一度、仕事に関して真剣に考えてみませんか?仕事を選ぶなら、自分が楽しくできる仕事を選んで取り組んでいけると最高に幸せですね。どうせなら米国の人のような考え方でひとりひとりが独立を目指していきたいものです。
自分は20年ほど前に「バシャール」という宇宙からのメッセージ本を読んで、彼のいう「毎日をワクワクして生きる!」に感銘を受けて、我慢して勤めるのはもう辞めようと決意して10年のサラリーマン生活に終止符を打ち、独立を目指しました。今は、お陰さまで最高に楽しい人生をエンジョイさせていただいています。感謝!

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