食について

味噌について、あらためて考えてみる

味噌汁は、昔から日本の食卓にある、とても身近な料理です。

ところが食生活が変わり、朝食はご飯と味噌汁ではなく、パンとコーヒーという家庭も多くなりました。

私も食について調べる中で、あらためて味噌に興味を持つようになりました。

味噌は、大豆などを麹と塩で発酵させて作られる、日本の伝統的な発酵食品です。

昔から当たり前のように食べられてきたものですが、調べてみると、味噌と健康についてさまざまな研究が行われていることを知りました。

その中には、放射線と味噌との関係を調べた研究もあります。

原爆投下後の長崎で医療にあたった秋月辰一郎医師が、味噌汁を含む食事を重視していたという話も知られています。

こうした話から、「味噌には放射線から身体を守る働きがあるのではないか」と考えられ、動物実験などで研究されてきました。

ただし、ここは注意が必要です。

味噌を食べれば放射性物質を解毒できる、あるいは放射線による健康被害を防げると、人について確立されているわけではありません。

そのため、味噌を放射線への対策として考えるのではなく、日本で長く食べられてきた発酵食品の一つとして、私は日々の食事に取り入れています。

昔から続いてきた食事を見直してみる

私が味噌について考える中で興味を持ったのは、味噌だけではありません。

ご飯、味噌汁、野菜、豆類、魚など、昔から日本で食べられてきた食事そのものです。

新しい健康法や特別な食品を探すことも一つの方法ですが、昔から身近にあった食べ物を、もう一度見直してみることにも意味があるのではないでしょうか。

もちろん、味噌汁も「身体によいから、たくさん飲めば飲むほどよい」というものではありません。

味噌には塩分も含まれていますから、その人の食生活や身体の状態に合わせて考えることも大切です。

私自身は、味噌汁を「病気を防ぐための特別な食べ物」と考えるのではなく、昔から受け継がれてきた日本の食文化の一つとして大切にしたいと思っています。

毎日の食事は、特別なことではありません。

でも、その毎日の積み重ねが私たちの身体をつくっています。

昔から食べられてきたものには、どんな意味があるのだろう。

そんなことを考えながら、いつもの一杯の味噌汁を味わってみるのもいいのではないでしょうか。

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