食について

「腸相」について考えてみる

「腸相」という言葉を聞いたことはありますか?

私がこの言葉を知ったのは、内視鏡医として長年診療に携わってきた新谷弘実医師の本を読んだことがきっかけでした。

新谷医師は、人の顔に人相があるように、胃や腸にもその人の状態が表れるとして、「胃相」「腸相」という考え方を提唱されています。

長年にわたり多くの人の胃や腸を内視鏡で診てきた経験から、食生活と胃腸の状態には深い関係があると考えられたそうです。

特に新谷医師が注目しているのが、毎日の食事です。

肉などの動物性食品に偏るのではなく、穀物、野菜、豆類、果物、海藻などを取り入れた食生活を大切にすることを勧めています。

私がこの考え方で興味深いと思ったのは、病気になってから身体のことを考えるのではなく、普段の食事や生活から身体の状態に目を向けるというところです。

私たちの身体は、毎日食べているものと無関係ではありません。

新谷医師は、食生活などによって胃や腸の状態にも違いが現れると考え、それを「よい腸相」「悪い腸相」と表現しています。

もちろん、「腸相」という考え方だけで病気の有無や将来の健康状態を判断できるということではありません。

ただ、腸内環境と食生活が身体の健康に関係していることは、現在でも広く研究されています。

毎日の食事で意識してみたいこと

新谷医師の考え方の中には、日々の生活で参考にできそうなこともあります。

・穀物や野菜、豆類、果物、海藻など、さまざまな食品を取り入れる
・食べ過ぎない
・よく噛んで、ゆっくり食べる
・水分を適切にとる
・夜遅い時間の食事をできるだけ避ける

私は、こうしたことの一つひとつを厳密な決まりとして守るというより、自分の身体を大切にするために、普段何を食べているのかを意識するきっかけとして考えるのがいいのではないかと思っています。

食べることは毎日のことです。

だからこそ、特別な健康法を始める前に、いつもの食事を少し見直してみる。

そんな小さなことから身体について考えてみるのもいいのではないでしょうか。

* 参考にした本「病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める 著:新谷 弘実」

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