食関連

「腸相」をキレイにして健康になる!

「腸相」という言葉をお聞きになったことはありますか?
内視鏡の第一人者の新谷弘実医師が、人の顔に表情があるように腸にも表情があるということで、「人相」ならぬ「腸相」と名付けられました。そしてその「腸相」によりその人の健康状態がわかると断言されています。
新谷先生は1969年からニューヨークで実績を積み重ねて、大腸内視鏡を使い開腹することなく大腸ポリープを切除することに成功されて、一躍世界の注目を集められました。新谷先生はこれまでに内視鏡によって見てきた腸の数は日米合わせて30万例を超えられています。だからこそ新谷先生の「腸相」の診断は信頼性があります。新谷先生は「胃と腸をキレイにすれば健康になれる」と今までの経験からおっしゃいます。
そして日本人に生活習慣病が増えている最大の原因に「食の欧米化」を指摘されています。古来、農耕民族だった日本人は肉を食べる習慣がなく、魚や野菜を主体とした食生活を送ってきました。ところが海外、特にアメリカやヨーロッパから近代文化が流入するに従って、食生活も急速に欧米化し、肉食中心になってきました。それが原因だと言われています。

そして多くの腸を見られた新谷先生は「腸相」には「よい腸相」「悪い腸相」と分かれるといわれます。
「よい腸相」とは全体がきれいなピンク色で非常に柔らかく、ひだも大きく均等性があります。人の腸は赤ちゃんのうちは誰でもこのようにキレイです。
「悪い腸相」とは食生活などからよい腸相から変化していくもので、ひだも筋肉も肥厚によって変形しています。ゴムバンドで外から締め付けたような輪が見える。そして悪臭がする。(臭いの原因は、動物性たんぱく質を多くとりすぎたことによる腸内発酵や腐敗が生じて腸内で発生した有毒ガスによるものだと新谷先生は言われます)
 
そして「腸相」の悪化の影響は腸だけにはとどまらないで、いろいろな病気にも発展すると警告されています。「悪い腸相」はガンの危険信号とも言われています。特に「腸相」との関係で乳がんと前立腺がんを新谷先生はあがられています。また「腸相」は肌と美容にも深い関係があるとも指摘されています。 「腸相」がいい人は年齢よりも若く見えるそうです。つまり「腸相」により老化を防げるということです。「腸相」をよくすれば、なんかいいことばかりですね。
 
胃と腸をキレイにすれば「健康と長寿」が手に入ります。「腸相」をキレイなものして「よい腸相」にするには、玄米、麦、オートミールといった全粒穀物や大豆製品、緑黄色野菜、果実、海藻をメインにした食事を取ること。肉ではなく魚を食べる。大食いをしないで腹八分目。睡眠5時間前はあまり食事をしないこと。意識して30回以上噛んで食べて、一回の食事を30~45分はかけてゆっくり食べること。積極的に「水を飲む」(人の体の7割が水分であるから)。以上のことを心がけると「よい腸相」になるそうです。
「よい腸相」で健康でいつまでも若さを保ち最高の人生にしましょう!
 
おすすめの本 「病気にならない生き方 -ミラクル・エンザイムが寿命を決める 著:新谷 弘実」

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