食関連

「一汁一菜」食養生活

日本伝来の「一汁一菜」をもう一度、日本人に思い出させようと運動している元気なおばあちゃんがいます。「粗食でええ。旬の葉っぱを食べるのが一番、健康になれるんよ」と笑顔で語る若杉知子さんです。彼女はマクロビオティックの創始者、桜沢如一氏の著書に出会い、それにカルチャーショックを受けられて30年以上も食養を学び実践されています。自給自足にもチャレンジされて京都の綾部で17年間も身土不二(しんどふじ)という日本の伝統と言われる昔の生活をされながら、料理教室や講演会で日本中を回られています。
身土不二とはその土地でとれた季節の旬のものがからだにいいという教えです。 身(からだ)と土(土地)はふたつにあらずという考えから、土地の人間は土地の食べ物を作って食べることがよいということです。今の日本人は元気がない、青い顔をして目もイキイキしていないし、手足が冷たくて、体温も低い。貧血、冷え症、便秘症、低血糖症、低血圧症、アレルギー、アレルギーも多い。女性は生理痛、不妊症、子宮筋腫など生殖器の悩みも多いと。これらはすべて食べのものが悪いと断言されます。

日本人は戦前はほとんどが毎日粗食で育っていました。一汁一菜がふつう、貧乏なら一汁無菜ということもありました。しかしこれでもほとんどの人が元気だったと!でもアメリカからの支援物資として脱脂粉乳や小麦が大量に送られ、脂肪たっぷりの料理にして食べるようになり食生活が変わってきたのが問題だと指摘されます。戦後のカロリー栄養学が本当に本物なら、昔の人以上に健康で病人はいないはずです。ところが、生活習慣病やアレルギー、原因不明の病気は増えるばかりです。戦後のカロリー栄養学は歴史がなく、実績はないに等しいはずです。それに比べて日本の伝統食は、親から子に伝わる伝承料理で実績はあります。

ここで注意してほしいのが、20年以上かけて悪くなった状態が、一週間、玄米にして一汁一菜という食べ方をしても、すぐには健康にはなりません。自分の遠隔気功のお手伝いも同じです。ですから地道に繰り返し作って、少しずつ健康を取り戻すのが本当です。食に関してはいろいろな意見もあるとは思いますが、健康な方も不健康な方も一度、研究してみてください。ぜひ一度、日本の伝統食「一汁一菜」をチャレンジしてみてください。

お勧めの本おすすめの本
▶︎「若杉友子の「一汁一菜」医者いらずの食養生活」 若杉 友子
▶︎「長生きしたけりゃ肉は食べるな」 若杉 友子

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