卵を毎朝食べるという方も多いのではないでしょうか。
スクランブルエッグや目玉焼きなど、卵は朝食の定番ともいえる身近な食べ物です。価格も比較的手頃で、栄養のある食品として昔から親しまれてきました。
でも私はあるとき、ふと思いました。
私たちが当たり前のように食べている卵は、どのようにして私たちのところまで届いているのだろう。

食べ物について考えるとき、含まれている栄養だけではなく、それがどのような環境で作られているのかということも、私は大切だと思っています。
卵について調べていくと、鶏の飼育環境についてさまざまな問題があることを知りました。
特に気になったのが、狭いケージの中で飼育される鶏たちのことです。
自由に歩いたり、羽を広げたりすることも難しい環境で一生を過ごす鶏がいることを知り、私は考えさせられました。
また、卵を産まない雄のひなが、採卵の過程で命を失うという問題もあります。
私たちが普段スーパーで何気なく手に取っている卵。
その一つの卵の向こう側に、こうした命があることを、私はそれまで深く考えたことがありませんでした。
あなたなら、その環境で一生を過ごすことに耐えられるでしょうか。
私はこのことを知ってから、「安く買えるから」「昔から食べているから」というだけで食べ物を選ぶのではなく、その食べ物がどのように作られ、自分のところへ届いているのかを考えるようになりました。
卵を食べる、食べない。
その答えを誰かに押しつけたいわけではありません。
平飼いや飼育環境に配慮した卵を選ぶという考え方もありますし、一人ひとりが何を大切にするかによって選択は違うと思います。
ただ、毎日の食事の向こう側にあるものに、少しだけ目を向けてみる。
それも、自分の身体や命、そして他の命について考えるきっかけになるのではないでしょうか。