生き方のヒント

高層マンション症候群

高層マンション症候群は聞いたことはありますか?昔に比べると高層マンションが多くなっています。人間は何故か高いところ、高いところに住みたがります。そして高層マンションの上層階に住むことが成功者の証?それを憧れて目指す人もいます。そういう自分も高層マンションの28階に住んでいたこともあります。
しかし、高層階に住む人ほど健康が損なわれやすいのはご存知でしたか?実は「高層マンション症候群」というのがあるのです。6階以上のマンションに住む妊婦の流産率は一般住居に住む人の約4倍、異常分娩率は約2倍というデータが出ています。また、高層階に住む人ほど、神経症も多く、飲酒率、喫煙率も高いと言われています。さらに高層階ほど低体温児が多いというから驚きです。高血圧、ボケも多いということです。
また高層マンションでも超高層マンションでは地震で倒壊する恐れも指摘されています。強度設計で規定では「30階で最大幅2メートルしか揺れない」とされています。しかし、京大などの実験では5メートルは揺れることが判明しています。なんと60階では10メートルも揺れて、住民は外に投げ出される可能性があるというから驚きです。また、強度不足のビルならばビルはポッキリ折れる可能性もあるというから信じられません。地震国、日本では少々不安です。
また、超高層ビルの地盤の液状化も心配されています。そして日本の多くの超高層ビルはプリンの上に爪楊枝が建っているようだとある一級建築士は言われています。それだけ地盤が最悪なところに建っている高層ビルが日本には多いと言われています。
最後に超高層ビルの火災も心配されます。超高層ビルでの火災を現した映画、ハリウッド映画の「タワーリング・インフェルノ」というパニック映画は有名です。自分も高校生の頃に映画館でこの映画を鑑賞した記憶があります。高層ビルでの火災時の避難の難しさを実感させられました。

これらのデータから人間は高層階には住まない方がいいのかもしれません。せっかく成功して高いところに住めても健康が損なわれる、また命の危険にさらされる可能性が高くなるなら考えたいものです。

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