医療と健康

睡眠薬・安定剤の気になる話

精神疾患に使われる薬として、いわゆる睡眠薬といわれる睡眠鎮静剤、一般的には安定剤といわれる抗不安薬、抗うつ薬、精神統合失調症(分裂病の新しい呼び名)の薬である抗精神病薬などがあります。これらは多種服用していると、当然ながら脳の働きが鈍くなってきます。なぜならこれらの薬は決して脳の活動を正常に戻しているわけではなく、脳のいろいろな働きを抑制することで不都合な症状を封じ込めているからです。

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3年ほど前になりますが、精神科でそれらの薬を多種服用していた方が、幻覚により日常生活ができない状態になり悩んでいました。自分の問診と何回かのヒーリングで良い方向にいきましたが、もしそのまま薬を続けていたら完全に大変なことになっていたでしょう。睡眠薬の中には精神錯乱を起こしたり、自殺願望を引き起こす危険なものまでありますので、気をつけてください。以前に朝日新聞の医療欄の記事で、日本の精神科医の薬の処方量が世界と比べて多すぎる、いわゆる患者が薬漬けにされている実情が報道されていました。薬漬けの理由は患者をおとなしくさせる、医師や製薬メーカーの利益になる、医師が薬のより適正な使い方を教育されていないなどが考えられます。今は精神障害で病院にかかられる人が多いと聞いていますが、少々心配な気がしています。今、心当たりがある人は、一度考えてみましょう。

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