『眠りながら成功する』と聞くと、少し不思議に感じるかもしれません。
これは、ジョセフ・マーフィー博士が説いた願望実現の考え方の一つです。
私は今から30年ほど前に、この考え方を本で知りました。
最初に読んだときは、
「本当にこんなことで願いが叶うのだろうか」
と半信半疑だったことを覚えています。
それでも興味を持ち、実際に自分でも続けてみることにしました。
その経験から、眠る前に自分が何を思い、何を意識するのかということは、とても大切なのではないかと考えるようになりました。

潜在意識に願いを届ける
マーフィー博士の考え方では、人の意識には、自分で認識している「顕在意識」と、自分では普段意識していない「潜在意識」があるとされています。
そして願望実現において重要なのが、潜在意識だと説いています。
日中に、
「こうなりたい」
「これを実現したい」
と思っていても、すぐに、
「でも自分には無理だろう」
「そんなことが本当にできるのだろうか」
という考えが出てくることがあります。
マーフィー博士は、こうした意識による否定や疑いが少なくなる、眠りに入る前の時間に注目しました。
眠る前に願いを思い浮かべる
方法はとてもシンプルです。
ベッドに入り、身体をリラックスさせます。
そして眠りにつく少し前の、まどろんでいる時間に、自分が叶えたいことを静かに思い浮かべます。
「こうなったらいいな」と遠くから願うのではなく、すでに願いが叶っている自分を思い描いてみる。
そのときの嬉しさや幸せな気持ちまで感じながら、そのまま眠りにつきます。
マーフィー博士は、このようにして願いを潜在意識へ届けることを勧めています。
私もこの考え方を知ってから、実際に生活の中に取り入れてきました。
信じて、任せる
私は、潜在意識を活用するうえで「祈ること」も大切だと考えています。
ここでいう祈りとは、願いを強く念じ続けたり、無理に何かを起こそうとしたりすることではありません。
自分の願いを心に描いたら、潜在意識の力を信じて、あとは任せる。
私は、この「信じて、任せる」ことが祈りだと思っています。
そのとき、
「○○が叶いました。ありがとうございます」
と、すでに願いが叶ったものとして感謝することも大切にしています。
何かをしてもらったときに「ありがとう」と言うように、まだ実現する前から、叶ったことへの感謝を言葉にするのです。
大切なのは、力んだり、無理に結果を引き寄せようとしたりすることではありません。
リラックスした気持ちで願いを思い描き、信じて、感謝して、任せる。
私は、そんな気持ちで祈ることを大切にしています。
願うだけで何もしなくていいわけではない
ただ私は、
「眠る前に願えば、あとは何もしなくてもすべて叶う」
という意味ではないと思っています。
自分が望んでいるものを明確にする。
それを心の中に持ち続ける。
そして現実の生活の中でも、自分にできることを行動に移していく。
その両方が大切です。
不思議なことに、自分の願いが明確になることで、それまで気づかなかった出会いや機会に気づくこともあります。
直感的に、
「こちらへ進んでみよう」
と思うこともあります。
そんなときには、その感覚を大切にして実際に動いてみる。
私はそうやって、自分の人生を歩んできました。
30年以上続けてきて思うこと
最初は半信半疑だった私も、この方法を30年以上実践してきました。
そして今、自分の人生を振り返ってみると、当時願っていたことはすべて叶っています。
もちろん、それがすべて潜在意識によるものだったと証明することはできません。
それでも私自身は、自分が心の中で何を思い描いているのかは、その後の人生に大きく関係していると感じています。
眠りにつく前のほんのわずかな時間。
その時間に、不安や心配ばかりを考えるのではなく、
「自分はどうなりたいのか」
「どんな人生を送りたいのか」
を静かに思い描いてみる。
難しいことではありません。
興味のある方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
皆さんがそれぞれに思い描いている願いが、よりよい方向へ進んでいくことを願っています。