私たちの身のまわりには、目には見えないものがたくさんあります。
私は長年、気功を続けてきました。
気もまた、目で見ることのできないものです。
だから、
「本当にそんなものがあるのですか?」
と聞かれることもあります。
でも私は40年近く気功に関わる中で、目に見えるものだけが、私たちの世界のすべてではないと考えるようになりました。

見えなくても、そこにあるもの
私たちは普段、目に見えるものを基準に物事を考えることが多いと思います。
でも、目には見えなくても感じるものがあります。
誰かと会ったときに感じる安心感。
ある場所を訪れたときに感じる心地よさ。
ふと浮かんでくる直感。
なぜか気になる出来事。
それをすべて「気」や「エネルギー」と説明できるわけではありません。
それでも私は、長い間気功を続けてきた経験から、私たちが普段意識している世界のほかにも、目には見えない働きがあると考えています。
信じなければ、存在しないのでしょうか
「見えないものは、信じる人にしか存在しない」
という考え方もあります。
でも、私はそうは考えていません。
信じているかどうかにかかわらず、存在するものは存在している。
私たちがそれに気づいているか、気づいていないか。
その違いなのではないかと思っています。
気についても同じです。
気を信じている人だけに宇宙のエネルギーが存在するのではなく、誰もがその大きな流れの中で生きている。
私はそのように考えています。
目に見えない世界については、まだ分からないことがたくさんあります。
私自身も、すべてを説明できるわけではありません。
だからこそ面白いとも思っています。
「そんなものはない」と最初から決めてしまうのでもなく、
「絶対にこうだ」と決めてしまうのでもない。
もしかしたら、自分がまだ知らないものがあるのかもしれない。
そんな気持ちで世界を見てみると、今まで気づかなかったものに気づくこともあるのではないでしょうか。
私はこれからも、「見えないチカラ」と向き合いながら、人がより幸せに生きるために、気に何ができるのかを考えていきたいと思っています。