「イメージ療法」という言葉を聞いたことがありますか?
イメージ療法では、自分が望んでいる状態や、心身が穏やかになっている様子などを頭の中に思い描きます。
私たちは普段から、まだ起きていないことを想像して不安になったり、反対に楽しいことを思い浮かべて気持ちが明るくなったりします。
それだけ、頭の中に描くイメージと心の状態には深い関係があります。
私は長年気功に携わる中でも、「どのようなイメージを持つか」ということを大切にしてきました。
イメージ療法で大切にされていること
イメージ療法にはさまざまな方法があります。
たとえば身体について不安を抱えているときには、自分の身体が少しずつ元気になっていく様子や、穏やかに過ごしている自分の姿を思い描いてみます。
気持ちをゆったりさせながら、
「元気になったら何をしたいだろう」
「どんな毎日を過ごしたいだろう」
「そのとき自分はどんな気持ちだろう」
と、自分が望んでいる状態をできるだけ具体的に思い描いてみます。
映像だけではなく、そのときの気持ちや身体の感覚まで想像すると、よりイメージしやすくなることがあります。
気功とイメージ
気功でも、イメージは大切な要素の一つです。
身体の力を抜き、呼吸を整えてリラックスすると、普段よりも自分の身体や心に意識を向けやすくなります。
その状態で、自分が望んでいる姿を静かに思い描いてみます。
たとえば、
「身体全体が温かくなっている」
「身体が軽くなっている」
「元気に歩いている」
「家族と笑って過ごしている」
など、自分にとって心地よいイメージで構いません。
難しく考える必要はありません。
自分にとって明るく、心地よい未来を思い描くこと。
私は、それも気功を行ううえで大切なことだと考えています。
イメージしやすい状態をつくる
「イメージしてください」と言われても、なかなかうまく思い浮かべられない方もいます。
そのような場合には、最初に呼吸を整え、心と身体をリラックスさせてみるとよいでしょう。
ここでは、簡単な呼吸法をご紹介します。
<丹田呼吸法>
楽な姿勢で座るか横になり、身体の力を抜きます。
目を閉じ、ゆっくりと息を吐いていきます。
息を吐くときには、お腹がゆっくりへこんでいくのを感じてみてください。
次に、無理のない範囲でゆっくりと息を吸い、お腹が自然にふくらんでいくのを感じます。
これを何度か繰り返します。
呼吸の速さや長さを無理に決める必要はありません。
自分が気持ちよいと感じる呼吸を続けながら、身体の余分な力が抜けていくようなイメージをしてみましょう。
そして身体と心が落ち着いてきたら、自分が望んでいる状態を静かに思い描いてみてください。
良くなった自分を具体的にイメージする
イメージ療法では、自分が良くなった状態をできるだけ具体的に思い描くことを大切にします。
身体に不調がある場合には、その部分が良い状態になっている様子や、身体全体が元気になっている姿をイメージしてみます。
そして、その状態になった自分が、
「元気に身体を動かしている」
「行きたかった場所へ出かけている」
「好きなことを楽しんでいる」
「家族や大切な人と笑顔で過ごしている」
といったところまで、できるだけ具体的に思い描いてみます。
ただ映像として思い浮かべるだけではなく、そのときの嬉しさや楽しさまで一緒に感じるようにイメージすることもポイントです。

遠隔気功でもイメージを大切にしています
遠隔気功研究所では、40年以上にわたり、さまざまなお悩みを抱えている方のお手伝いをしてきました。
遠隔気功でも、その方の現在の状態だけではなく、これからどのような状態を望んでいるのかということを大切にしています。
気功とイメージは、別々のものではありません。
身体をリラックスさせ、自分自身に意識を向け、そして自分が望んでいる状態を思い描く。
日常生活の中でもできることですので、気功や呼吸法とともに取り入れてみてはいかがでしょうか。
あわせてご覧ください
自宅で簡単に気功を体験してみたい方へ
身体をやさしく振動させながら行う「ぷるぷる気功」を、写真と動画で分かりやすくご紹介しています。
▶ ぷるぷる気功(ぷるぷる健康法)
気とイメージを組み合わせてみたい方へ
気の玉「元気玉(元氣玉)」の作り方と、イメージを使った活用方法をご紹介しています。
▶ 元気玉(元氣玉)とは?気の玉の作り方と活用方法
自然治癒力について知りたい方へ
人間が本来持っている「自然治癒力」について、気功に長く携わってきた中での考えをご紹介しています。
▶ 人間が本来持っている「自然治癒力」